360 Walkmix Creator では、マスター出力に設定可能なグローバルリミッターと、エクスポート後に各レベルに適用
される自動レベルスキャンを組み合わせて、音圧を最大化することができます。
グローバルリミッターを有効にするには
フォーカスビューの場合: マスター出力メーターの真上にあるのが、リミッターの電源ボタンです。クリック
すると、リミッターが有効になり、リミッターコントロールインターフェースが表示されます。
コンパクトビューの場合: プラグイン画面の上部、マスター出力メーターの左側に、リミッターの電源ボタ
ンがあります。クリックすると、リミッターが有効になり、リミッターコントロールインターフェースが開きま
す。
設定可能なパラメータ
ゲイン: 「入力ゲイン 」とも呼ばれ、リミッターに流される入力ゲインの値を表します。このパラメータを高く
設定すると、マスター出力はより大きくなり、リミッター全体のゲインリダクションも大きくなります。
リリース: このパラメーターは、トランジェントがリミッター前または圧縮前の状態に戻るまでにかかる時間
に影響します。
アウトプット: 「出力上限 」とも呼ばれ、リミッターから出力されるラウドネスのカットオフのピークを決定す
るパラメーターです。
ルックアヘッド: このパラメータは、リミッターがラウドネスのピークを判断するために、オーディオ信号の
「先読み」できる時間を表します。これにより、リミッターはトランジェント情報をより正確に予測し、アタック
をスムーズにします。ルックアヘッド値を高くすると、より高品質な出力が得られますが、リアルタイムミキ
シング環境では、遅延が発生する可能性があります。ミキシングにおいて、リアルタイムプレイバック中
にリミッターを使用して予期せぬ遅延が発生した場合、この設定を確認することをお勧めします。エクス
ポートの際には、リアルタイムの遅延を考慮しなくて良いため、ルックアヘッドパラメータを最大値に設定
することができます。